言葉の外へ

 8月8日のミントンハウスに続いて18日のぴあにしもにでかけた海ちゃん 7時から10時まで、3ステージ、アルトを吹いた❣ ドアの隙間からそっと覗くように、大事に次の音を探していく。 今までと変わらない華やかな音色がちょっとはにかんだようにメロディーを紡いでいく 改めて、ああ、きれいな音だな〜〜、と思う。すごいすごい！！ これからどれだけ自分の演奏を楽しんでいけるかな。 外食にもでかけるように 私は嬉しくて逸る気持ちを押さえなくちゃ、と自分に言い聞かせる。 「全然変わってない、大丈夫だよ」「今まで通り吹けてるよ！」 こちらは同じ状態にいて、海ちゃんが今まで通りなところばかりに目が行っちゃうのだ。 でも、一度言葉を失ったところから、自分の中にある気持ちを外へ出す方法を驚くようなスピードで再獲得していくのには、一体どのくらいのエネルギーが必要なのか。 本人にしかわからない。 振り返ると8月はいろんなことが起こった 暑かったしね〜〜〜！！ 地元の子供会の野球観戦 心原性脳梗塞の再発を防ぐため、心臓の手術を受けることを決めた そのために睡眠時無呼吸症候群の検査を受けた 月の半ばにものもらいができて、月末には良くなかった歯が腫れて、抜歯することに。 毎週のようにリハビリと病院に出かける日々だった 加えて、海ちゃんの闘病を私と一緒に支えてくれた妹が、首のヘルニアで手術となった 私はといえば、バンドのメンバーが休んだり、亡くなったり、で頭がヘロヘロ そう、いくら海ちゃんの演奏に感動したからって この状態でGO GO 前に進もう❣は、いけませんな。 海ちゃんの脳は毎日限界まで働いているんだと思う。 まずはここまで無事にたどり着けたことに感謝。 つい走り出しそうになる自分に気をつけなくちゃね。 浅草公会堂ニューオリンズ祭り 病気をすると、人に負担をかけてる、ってどうしても心が元気を失いがち。 でも、海ちゃんと妹が励まし合って、慰めあって、挫けないで闘病してくれている姿を見ていて、つくづく、病気をした人が立ち上がろうとするパワーがいかに素晴らしくてありがたいか、心にしみた。 何よりエネルギーをくれた。そのおかげで旅の演奏にも出かけられて、思い切り演奏できた。 だから、一緒に闘病していくのもいい人生だな、って思うのです。 一息ついたら、さあ、海ちゃんと宿題ドリル〜〜❤